こんにちは、KENです。
OEMって何となく聞いたことあるけど、よく分かりません・・・
そんなあなたの為に、今回はOEMについて分かりやすく解説していきます。
初心者の人でも分かるようにできるだけ丁寧に説明していきます。
ぜひこれを読んでOEMの知識を身に付けていきましょう。
↓動画でも解説しています。
(OEMとは何か?については3:04~より解説しています。)
OEMとは?
「工場が他人の企画した商品を代わりに製造すること」
これをOEMといいます。
えーと・・・いまいちピンときません・・・笑
ですよね。
たしかにこれだけではイメージしづらいと思うので図で説明しますね。
まずあなたが「どんな商品を作りたいか」を考えます。(商品企画)
どんな商品を作りたいかが決まったら、商品の製造を中国工場にお願いします。
こんな感じで、工場が他人(この例で言うところのあなた)の企画した商品を代わりに作ることをOEMといいます。
まあでもややこしいんで、「自分のオリジナル商品を作ること = OEM」って覚えちゃってOKです。
つまりOEMをすることで、商品を1から企画して作ることができるんです。
では次にOEMをするとどんなメリットがあるか説明していきますね。
OEMのメリット
OEMのメリットは2つあります。
- ライバルの相乗りを防ぐことができて、独占販売できる
- 少ない時間で利益を上げることができる
順番に説明していきますね。
ライバルの相乗りを防ぐことができて、独占販売できる
これがOEMをやる最大のメリットですね。
OEMをやると具体的にどんな感じで独占販売できるかビフォー・アフターで分かりやすく説明します。
ビフォー (OEMをやる前)
例えばあなたが以下の玄関マットをAmazonに出品しているとしましょう。
この玄関マットですが、中国サイト「タオバオ」で探してみたら全く同じ商品を見つけることができました。
Amazonは「全く同じ商品であれば、同じ商品ページに出品できる(相乗り出品)」というルールがあります。
なので、この商品はタオバオで同じ商品を見つけてきたライバルたちがうじゃうじゃ入ってきてしまいます。
実際に出品者が何人いるかチェックしてみたところ、10人もいました。
(商品ページの「新品の出品」というところを見れば、出品者の数が分かります。)
この10人の中で、お客さんにとって良い条件(例えば値段を安くしたり)で販売している出品者が販売権を獲得できる仕組みになっています。(このことを「カートを獲得する」と言います。)
で、「カート獲得したいから値段下げちゃえ!」
っていう人が1人でも現れると、
「くそ!俺もカート獲得したいから更に値段下げてやる!」
ってなってどんどん価格が下がっていってしまうわけです・・・
まあこれがAmazonでは日常茶飯事なんですけどね(笑)
どこの誰かもわからん人達に価格を荒らされたあなたは
「ゆるせん・・・絶対にこいつら追いだしてやる!」
と胸に誓い、OEMをする決意をするのでした・・・。
ビフォー・アフターっていうか、いつの間にかドキュメンタリー風になってますね(笑)
OEMを決意したあなたは以下3つのことをしました。
- 商品の改良
- 「ノーブランド」から「オリジナルブランド」に変更
- 商品画像にブランドロゴの画像を入れる
1.商品の改良
まずあなたはこの商品のレビューに注目しました。
商品レビューには、この商品を買ったお客さんから「もっとこうしてほしい!」という意見がドシドシ集まっています。
例えばこのレビュー。
「外枠の四角と、マットのフチの線が並行でないのが残念・・・」
というご意見が届いてますね。
拡大した写真を見てみましょう。
うん、たしかにこれは残念です(笑)
そこであなたはこの商品を購入したタオバオのお店(工場)に以下2点のお願いをしました。
タオバオやアリババは、商品を作っている工場自らが出品している場合が多いです。
タオバオは個人・工場が半々ぐらい、アリババは工場が多いです。
OEMの製造を依頼する場合、工場に直接言った方がスムーズなので、OEMの商品はアリババで探した方が良いです。
オリジナルのタグとは以下のようなやつですね。
2.「ノーブランド」から「オリジナルブランド」へ変更
そして、商品ページの「ノーブランド」と書いてるところを「あなたのオリジナルブランド名」に変えます。
(オリジナルブランドやロゴマークの作り方についてはまた別の記事で解説しますね。)
3.商品画像にブランドロゴの画像を入れる
そして更に、商品画像に以下2枚の画像を追加しました。
オリジナルタグにはあなたが考えたブランドロゴを印刷してもらいましょう。(その理由はこの後の”アフター”で分かります)
これで、普通にタオバオから購入しただけじゃ手に入らないあなたのオリジナル商品が完成し、商品ページの準備も整いました。
さてその後、この商品に相乗りしてきたライバルたちはどうなったか見てみましょう。
アフター (OEMをやった後)
この商品に相乗り販売していたライバル出品者たちは、改良された商品ページを見てこう思うわけです。
げっ!この商品ずっとノーブランドやったのに、急にブランド付いてる!
しかもオリジナルタグの画像も付いてるやん!
これは諦めて別の商品に相乗りしにいくか・・・
となってほとんどの人が商品ページからどいてくれます。
と言うのもAmazonのルールとして、商品ページにオリジナルブランド名を表記して、そのオリジナルブランドのロゴが商品にプリントされた画像を掲載すれば、
「この商品はわたしのオリジナルブランド商品だから、わたし以外の人は出品しないでね!」
っていうのを主張できるんですね。
それに加え、「商品の改良をしました!」っていう画像も掲載しているので、「改良後の同じ商品を手に入れるのは難しいな・・・」となって、ライバルを追い出す力がさらに強くなります。
でもたまにこんな人もいます。
あ、オリジナルブランドに変わってる!
まあ怒られたらどけばいっか(笑)
そんな時は、
「Amazonさーん、わたしせっかくオリジナルブランド商品作ったのに、Bくんが商品ページからどいてくれませーん」
とAmazonにチクればOKです(笑)
そうすればAmazonがライバルBくんを強制的にどかしてくれます。
(そのやり方はまた別の記事で詳しく説明しますね)
これであなたは晴れてこの商品を独占販売できるというわけです。
少ない時間で利益を上げることができる
これもビフォー・アフターで見ていきましょう。
ビフォー (OEMをやる前)
KENは今から2~3年前は相乗り販売メインで稼いでいたんですが、当時の1日のリサーチは3~4時間はかけていました。
当時は相乗り販売だけで月収20万円ぐらいを稼いでいたのですが、毎日時間をかけてガツガツリサーチをしていました。
なぜなら、すぐに商品の価格が落ちてきて利益が取れなくなるからです・・・
だから毎日必死に新しい商品をリサーチしていました。
リサーチ以外の時間も全部たすと「ちょっと時給の良いバイト」って感じです(笑)
頑張れば頑張るほどお金は入ってくるけど、自由な時間が全然無い!
アフター (OEMをやった後)
OEMをやった後は1週間の作業時間がだいたい2~3時間ぐらいになりました。
「1日3~4時間」が「1週間2~3時間」に短縮されたのです。
そしてこれだけ時間が短縮されたのに、月収は20万円から50万円になりました。
僕の場合、1商品あたりの月利益5~15万円くらいの商品を数種類扱っていて、その合計で月収50万円っていう感じです。
僕以外の人で1商品だけで100万円以上稼いでいる人もいます。
僕もそのレベルを目指しています!
KENがやっている作業は以下の3つだけです。
- 商品の在庫が減ってきたら追加発注
- 広告運用
- 商品の改良・次の商品の企画
メインでやっているのは1と2だけで、これだけなら1週間2~3時間ですみます。
広告運用ってなに!?
簡単に言うと、
「お金を払って、お客さんの目につく場所で商品を売らせてもらう」
ってことです。
例えば、普段は人通りの少ない裏路地で売っている商品を、渋谷センター街で売らしてもらうみたいな感じです。
↓詳しく知りたい人はこの動画を見てくださいね。
そしてたまに「3.商品の改良・次の商品の企画」もやるのですが、これをやるときだけ集中して時間を使います。
OEMを販売していると、またレビューがどんどん集まってくるので、そこからヒントを得て、更に改良したものを中国工場に作ってもらいます。
そうやって少しずつお客さんのニーズにこたえる商品に改良していけば、商品の売れ行きが良くなっていきます。
そして「次の商品の企画」もやっていきます。
商品企画とかってやっぱり「センス」が無いと難しそう・・・・
「センス」は無くて大丈夫です。
必要なのは、Amazon全体(時にはAmazon以外のショッピングサイトも)の色々な販売データやレビューをひたすら見まくって、お客さんが求めている商品を探す行動です。
いや、やっぱり難しそうやん(笑)
まあそう言わずに続きを聞いてください(笑)
そんな不安をもったあなたのために、KENがこれまでやってきたOEMの企画・リサーチの流れを、以下の動画で紹介しています。
まずはこの動画を見て少しずつでいいのでやってみましょう。
OEMのデメリット
次にOEMの悪いところについても説明していきますね。
- 資金が必要
- 商品が完成するまで時間がかかる
資金が必要
さっきの玄関マットの時みたいに、「改良してください!」と中国工場にお願いしてすんなりOKをもらえたらいいのですが、こういう風にお返事をもらうことが多いです。
こんな感じで「たくさん注文してくれたら作るよ!」っていう工場が多いです。
なぜこうなるかというと、工場であなた専用の製造ラインを用意する必要があるからです。
工場の「ライン」っていう言葉を聞いたことがあると思いますが、「その商品を作る為に、作業工程ごとに設備や作業スタッフを配置する」っていうイメージですね。
つまり「新たな商品を作る為にラインを用意する」っていうのは、それなりに手間がかかるんです。
だから5個とか10個とか少ない数で「これ改良して!」っていうのは、工場からしたらなかなか無理なお願いなんですね。
改良する内容が複雑であればあるほど、条件の注文数が大きくなることが多いです。
まあ当然といえば当然の話ですよね。
じゃあOEMやるのって結構資金いるんですよね?
俺全然貯金無いっすよ・・・
たしかに今回の玄関マットの例のように、商品そのものを改良する場合は、条件の注文数が大きくなる可能性が高く、ある程度資金がいります。
例えば「500個注文してね!1個あたりの値段は25元(約420円)でやるよ!」と言われた場合、必要な資金はこんな感じです。
- 商品代金:420円 × 500個 = 210,000円
- 輸入費用:約130,000円
- 広告費用:約150,000円
ーーーーーーーーーーーー
合計:約490,000円
輸入費用ってなに?広告費用ってなに?なんでこんなにかかるの?っていう疑問は一旦おいといて、ザックリとこれくらいかかるってことだけ頭に入れておいてください。
商品が完成するまで時間がかかる
さっきの玄関マットのように、商品そのものを改良する場合は完成までかなり時間がかかります。
3か月くらいはかかると考えておいた方がいいでしょう。
なぜこんなに時間がかかるかと言うと例えば、
「500個注文してね!」
って工場に言われていきなり「OK!」と返事するのはめっちゃ怖いですよね?
金額が大きいから怖いっていうのもありますけど、
「本当に自分の求めている商品ができあがるか?」
っていう不安があります。
その不安を無くすために、まずはサンプルを作ってもらって本当に自分が求めている質の商品なのかを自分の目で確かめる必要があるのです。
で、サンプルを確認してみると、
「あれ!?思ってたんと違う!!!」
ってことがよくあります(笑)
対面じゃなくて遠隔(ネット)で自分の「こうして欲しい!」っていうのを他人に伝えるのってまあ難しいんですよね・・・
ましてや相手は異国の人なので余計に難しいです。
そうなると、相手に「もっとこうして欲しいんです!」っていうのを再び伝えて、またサンプルを作ってもらわないといけません。
サンプル作成が3回以上になると工場から嫌がられます(笑)
なのでできるだけ分かりやすく伝えられるよう、文章だけじゃなくて、写真や図(時には動画も)を使いましょう。
このサンプルのやり取りが終わったあとは、「よし、じゃあ500個お願いします!」と工場に本発注のお願いをします。
そこからやっと、あなたの商品専用のラインを用意するので、結構時間がかかるんですね。
なので3か月くらいはかかると考えておきましょう。
簡易OEMで低資金・低リスクで始める
OEMってこんなに資金も時間もかかるのか・・・
やっぱ無理や・・・俺もうOEMやらない・・・
ちょっと待ってください(笑)
資金が無い人や、時間をかけたくない人もOEMは可能です。
「商品そのものを改良」すると工場でラインを作る必要があって、注文数が大きくなる可能性があるっていう話をしましたよね?
ってことは、商品そのものを改良しなければいいわけです。
具体的には以下の2つの方法があります。
- タオバオ・アリババでもともと売ってる商品(既製品)を組み合わせて売る【セット組販売】
- タオバオ・アリババでもともと売ってる商品(既製品)におまけを付けて売る。
この方法だと商品そのものを改良をする必要が無く、少ない数で発注できるので、ガッツリ資金を用意しなくても仕入れることができるし、商品が手元に届くまでそこまで時間もかかりません。
そしてこの商品に、オリジナルロゴを印刷したり、オリジナルロゴが印刷されたパッケージに入れて、さっきの玄関マットみたいに、
「これはわたしのオリジナルブランドです!」
って主張すればOKです。
え・・・工場で商品を1から作ってもらうのがOEMなんですよね?
これってOEMじゃなくないですか?
するどいご指摘ですね。
はい、これはOEMではありません。
KENはこれを「簡易OEM」とか「なんちゃってOEM」って呼んでます(笑)
例えば以下の商品を見てみましょう。
これは「ヨガマット」「ヨガポール」「マッサージローラー」「マッサージボール」「収納袋」の5点セットです。
それぞれ中国サイトにあるか調べてみると・・・
「ヨガマット」と「ヨガマット以外の4点セット」を別々のページで発見できました。
おそらくこの人は、この2つを組み合わせて「5点セット」として出品しているのでしょう。
次に以下の商品も見てみましょう。
「日本語取扱説明書」をおまけとして付けています。
このように元々タオバオ・アリババで売っている商品同士を組み合わせたり、おまけを付けることで、他の出品者と差別化をすることができます。
そして差別化をした上で、商品にオリジナルロゴを印刷したり、オリジナルロゴが印刷されたパッケージに入れたりすることで、相乗りを防ぐのです。
「何と何を組み合わせるか」「何をおまけに付けるか」については、あなたの思い付きで決めるのではなく、お客さんから意見をもらいましょう。
さっきの玄関マットの時みたいに、商品レビューなどから意見を集めていきましょう。
ところで「日本語取扱説明書」ってどうやって作ったらいいの?
商品に中国語の説明書が付いている場合、簡単なものだったらGoogle翻訳でそれを日本語に直していけば自分で作れます。
でもその中国語の説明書がめちゃくちゃ難しかったり、そもそも説明書が入っていない場合は、その商品に詳しい人に代わりに作ってもらいましょう。
代わりに作業をやってもらう人(外注)の探し方については、以下の記事を参考にしてください。
簡易OEMのデメリット
簡易OEMを自信満々にオススメしておきながら言うのもなんですが、簡易OEMには残念な点もあります。
それは「他のライバルの商品に埋もれてしまう」ということです。
例えばAmazonで「車載スマホホルダー」と検索すると、こんな感じでずらっと商品が出てきます。
似たような商品が並んでますね。
実はこれ全部、パッケージとかをオリジナルにしただけの「簡易OEM」なんです。
それぞれの商品が、日本語説明書やオリジナルパッケージを作ったりして、それなりには工夫しています。
でも結局は、タオバオ・アリババでもともと売っている既製品を仕入れてきただけなので、どれも似たような商品なんですね。
だからさっきの玄関マットの時のように、商品そのものを改良しないと、このライバルたちと圧倒的に差別化をするのは難しいです。
いやでも、それだとたくさん注文しなきゃいけないんですよね?
僕そんなお金無いですよ・・・
お金が心配なら無理にOEMしなくてOKです。
まずは簡易OEMで売上を上げてコツコツお金を貯めて、資金に余裕ができたら本格的にOEMにトライ!
で全然OKです。
でも簡易OEMだと他のライバルに埋もれちゃうんですよね?
たしかに簡易OEMは難易度が低い分、ライバルが多いです。
でも販売力が強いライバルが少ない商品もあるので、そこを狙えば簡易OEM初心者であっても安定して売上を稼ぐことができます。
↓簡易OEM初心者でも勝てる商品の探し方は以下をお読みください。
まとめ
- OEMとは「工場が他人の企画した商品を代わりに作る」ということ。(自分のオリジナル商品を作ること = OEM で覚えちゃってOK)
- OEMをすればライバルの相乗りを防ぐことができるし、少ない時間で利益を上げられるようになる。
- OEMは資金が必要だし、完成するまで時間がかかる。
- 簡易OEMだと、他のライバルの商品に埋もれてしまう。
- 簡易OEMでコツコツお金を貯めて、資金に余裕ができたら本格的にOEMにトライするのが良い。
OEMについてざっくり理解していただけたでしょうか?
「Amazon相乗り販売の価格競争に疲れた・・・」
っていう人は簡易OEMからでいいので、少しずつトライしてみてください。
僕が初めてOEMの商品ページを作って、順調に売れた時はめっちゃ感動しました^^
独占販売の喜びをぜひあなたにも知ってほしいです!
今後もOEMに関するブログは定期的に書いていきますので、楽しみにしていて下さいね。
- 「お金に余裕が無くて、欲しいものが買えない・・・」
- 「時間に余裕が無くて、趣味を満喫できない・・・」
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